「ラッキー」という感覚が、昔からあまり好きではない。
もちろん、自分ではどうにもできないことはたくさんある。
たまたまその場所にいた。 たまたまその人に出会った。 たまたまタイミングが重なった。
ロシアンルーレットみたいに、 自分では選べない何かによって決まることもある。
でも、その結果だけを見て 「ラッキーだったね」 で終わらせてしまうのは、なんとなく違う気がする。
自分がそこにたどり着くまでには、 いろいろな人との縁や関わりがある。
自分には見えていないところで、 誰かが何かをしてくれたことが、 巡り巡って自分のところに届いていることもあると思う。
そう考えると、 ラッキーというより、ありがたい。
以前、外国の人が日本に来て驚くことの一つに、 「電車が時間通りに来ること」があると聞いた。
俺たちにとっては、いつものこと。
でもその「いつも」の裏には、 たくさんの人の仕事や、 自分には見えていない何かがある。
普段、当たり前だと思っていることも、 本当は当たり前じゃないのかもしれない。
ラッキーを探すより、 いつもの中にある「ありがたい」に気づけたら、
今日も結構、いい一日なのかもしれない。